アコムを任意整理しようか検討中なんだけど、アコムって任意整理に応じないって噂あるけど本当なのかな？
どなたか本当のことを教えてください、という疑問に答えます。
目次
アコムは任意整理に応じないという噂は本当なのか？
アコムは、任意整理には大概応じます。
何故なら任意整理に応じないと最悪自己破産されてしまい、貸している元金さえ回収できなくなる恐れがあるからです。
またアコムは、三菱UFJグループの子会社なので中小の消費者金融よりも和解に応じやすいと言えます。
とはいえ場合によってはアコムが任意整理に応じないケースもありますので順を追って解説していきます。
アコムとの取引期間が短い場合
取引期間が1年未満でほとんど返済していない場合は、任意整理に応じない可能性が高いです。
何故ならほとんど利息を払っていないのに任意整理されてしまうと損してしまうからです。
ですから借りてすぐに任意整理しようなどという浅はかな考えは抱かないようにしましょう。
返済できる安定した収入がない
任意整理した場合アコムのメリットは、元金を確実に回収できることだから、きちんと支払いが出来ることが条件となります。
やはり会社員のように安定収入があるのが望ましいですが、アルバイトや自営業でも安定収入あれば特に問題はないようです。
つまりは、毎月決められた額をきちんと返済できればいいんです。
ちなみに任意整理をするにあたって勤務先に在籍確認がなされることはありませんので、ご安心ください。
5年で返済できる見込みがない場合
任意整理は最長5年、60回以内に元金を分割で支払うことができることが和解の条件です。
ですから5年で返済できないような収入しかない場合は断られる可能性は高いでしょう。
というか任意整理できません。
事務所によっては、7年位まで延長できることもあるので相談してみるといいでしょう。
腕のいい専門家なら可能かもしれません。
アコムの任意整理で出来ること
アコムを任意整理すると具体的にどのようなことが可能なのかまとめてみました。
将来利息と遅延損害金がカットされる
和解が成立したあとは借りた元金だけ払えばよくなります。
例えばアコムで100万円を年利15%で借りて、60回払いで返済したら利息は約42万円です。
50万円を年利17%で借りて、60回払いで返済した場合は、
これはとても大きいと思いませんか？
将来利息を払う必要がなくなるので元金がしっかり減っていき完済へのゴールが明確に感じられるわけです。
通常の利息付きで返済していたら、一体いつになったら返済出来るのか気が遠くなります。
ちなみにいつからの利息がカットされるかというと、和解が成立してからです。
ただし和解条件が厳しくなってきているため利息を全額カットは難しく、数%利息がついたままの返済になる可能性があります。
将来利息が全額カットされるかどうかは事務所にきちんと確認してから依頼すればいいでしょう。
また将来利息をカットする代わりに返済期間が短くなる可能性があるのも要注意です。
腕のない専門家に依頼すると利息付きの返済になる場合がほとんどのため、事務所選びは慎重に行なってください。
あと勘違いしないでほしいのは、利息カットとはこれから返済していくにあたって発生する利息のことです。
契約してから払い続けた利息をさかのぼって返金してくれることはありません。
また任意整理を申し込んだ時から利息カットにならないのかという点については、任意整理を申し込んでから和解が成立するまでの間は支払いをしなくていいです。
問題はその期間も遅延損害金は発生していることですがそれも交渉次第でカットしてもらえます。
いずれにせよ専門家の腕次第となりますので事務所選びは慎重にしましょう。
返済期間が延長できる
任意整理に和解が成立すると元金を3年間の分割で返済するんですが交渉により5年間60回払いでの延長も可能になります。
なるべく月月の支払い額を少なくしたいからもっと延長できないのか？という疑問が生じると思われますが、最近でか最長で60回にしか応じてくれません。
交渉次第では延長も可能らしいですが、必ず出来るという保証はありません。
それでも利息がない分毎月の返済額は少なくて済むので任意整理をしないよりはした方がいいです。
過払い金の返還請求
2007年6月までは法定金利を上回る約27%て貸付をしていたため過払い金が発生する可能性があります。
法定金利を上回っているのは違法であると判決がでたためです。
借りては返してを長い間繰り返していた方は当てはまる可能性があります。
アコムは三菱UFJグループの関連会社なので
過払い金の返還に関しては、きちんと対応してくれます。
アコムの借金を任意整理するメリット
アコムの借金を任意整理するとどんなメリットがあるのか知りたい方の為に順を追って解説していきます。
任意整理は裁判所を遠さない
任意整理は、アコムと直接交渉して和解する方法ですから裁判所を通しません。
任意整理以外の個人再生や自己破産だと必ず裁判所に申立てが必要となり、用意する書類が多くなるし、もちろん書類の準備にとどまらず手続きそのものも時間がかかるので、裁判所を通さない任意整理はとてもスムーズな方法です。
アコムからの督促が止まる
任意整理を弁護士や司法書士に依頼すればどんなに滞納していても督促は止まります。
返済が滞っているとアコムからの督促は困りますよね？
へたしたら督促のせいで家族や会社に借金があるのがバレてしまうのではないかと気が気でなくなるのもわかります。
任意整理を依頼された専門家はアコムに受任通知を送ります。
そうすると借金をした本人に督促や取立てはできなくなるんです。
会社や家族に知られる可能性が低い
任意整理は個人再生や自己破産に比べて会社や家族に知られる可能性が低い債務整理方法です。
裁判所を遠さないので官報に氏名が公表されることはないし、裁判所から通知も届かないです。
専門家は郵便物を事務所の名前を出さずに個人名て、送付もしくは局留などにしてくれます。
任意整理の手続きに必要な書類も個人再生や自己破産と違って家族の協力がなくても用意できるものばかりです。
基本的に身分証があれば問題ありません。
アコムの借金を任意整理する場合の注意点
任意整理すると、当たり前ですがアコムとの契約も解約になります。
元金を返済しても新たに借り入れはできません。
ちなみにアコムから借りれないなら他から借りればいいんじゃないかと思われるかもですが不可能です。
何故なら任意整理ね限らず債務整理をするとブラックリストに載るからです。
ブラックリストは何かというと、信用情報機関に掲載される事故情報のことです。
ちなみに債務整理だけではなく、滞納も事故情報なので債務整理を検討する方はすでにブラックリストに載っている可能性は高いでしょう。
そして信用情報機関とは個人の信用情報を集めて管理し加盟している金融会社に情報提供しているところです。
借り入れの申し込みをうけると信用情報機関に照会して審査をしています。
ゆえにブラックリストに載ってしまうとクレジットカードの作成や新たなローンを組むことができなくなります。
それじゃあもともと持ってるアコム以外のカードて借り入れは出来ないのか？
という点ですがその会社が契約更新の時などに信用情報機関を参照すれば解約される可能性は高いです。
ちなみにカード会社は更新時のみならず随時信用情報機関を閲覧しています。
日本の信用情報機関は３つありアコムはその二つのCICとJICCに加盟しています。
とはいえもう一つのKSCとも情報を共有しているので、KSCにしか加盟していない金融会社にも情報は筒抜けです。
任意整理をするとしても永遠にブラックリスト入りではない
ブラックリストは時間が経てば消えます。
消えるまでの期間はブラックリストに載った理由（延滞や債務整理など）によっても違います。
任意整理だとおおむね完済後5年と言われていますがいつ消えるとはっきりわからないため、ご自身で信用情報機関を参照するしかありません。
アコムで任意整理するとアコムと再契約は不可能
アコムで任意整理するとたとえブラックリストから消えても、アコムとの再契約はできません。
何故ならアコムの社内情報には、アコムの債務整理の情報がずっと残っているからです。
これはいわゆる社内ブラックと言われます。
加えてアコムは三菱UFJグループなのでバンクイックなど三菱UFJのローンも組めないし、ニコスカードなど同グループのクレジットカードは作れない可能性は高いでしょう。
アコムの任意整理は必ず専門家に相談する
任意整理自体はご自身でも可能なので､専門家に頼むと費用が高いとという理由から自分でやろうとしている方もいると思います。
しかし、プロと素人では任意整理の成功率が全然違います。
たとえば個人再生や自己破産なら書類をそれえて裁判所が認めてくれればいいのですが、任意整理はあくまで金融会社との直接交渉です。
ゆえに法律の知識に乏しい素人では太刀打ちできません。
というか相手にされません。
アコムに限らず金融会社の立場からしたら相手が何度も交渉している専門家であれば最初から和解に応じようと努めるはずです。
さらに専門家に依頼すればアコムから本人に督促が行くこともなくなるのでメリットづくしです。
任意整理をすれば生活を立て直すことが出来るわけですからメリットは大きいと断言できます。
任意整理のメリットは大きい訳ですから、社員、アルバイト問わず安定収入があり60回なら完済できそうと思ったら任意整理を検討してみてください。
今現在どのような常態であれ専門家に相談すればベストな方法を提案してくれるでしょう。
ですのでアコムの借金で悩んでいるならまずは、弁護士や司法書士などの専門家に相談してみてください。
