任意整理を考えてるんだけど手順を教えて!

債務整理

任意整理の一連の流れや手順が知りたいという人
実際に弁護士などの法律の専門家に相談するのは勇気がいるというか抵抗があるから、相談する前にとりあえずどんな感じか手順だけでも知っておきたい。
任意整理の手順をわかりやすく教えてください。

という疑問に答えます。

任意整理を考えてるんだけど手順を教えて!

任意整理の手順としてまずは弁護士か司法書士に相談します。

>>参考:債務整理経験者の私がおすすめする事務所3社【全社相談0円】

現在では任意整理に限らず債務整理の法律相談は電話、メールどちらも大半の事務所等で無料になっています。
HPで相談無料となっていればあとで請求がくることはないので安心してください。

電話で相談を受けた時にメリットデメリットをしっかり聞いて費用に関してもきちんと説明を受けてください。

納得した場合に事務所に行って契約する形になります。
基本的に任意整理をするにあたっては面談が必要になります。

面談というと弁護士や司法書士に借金の相談などすると怒られるんじゃないかとか敷居が高いなどと感じる方がいますが、全くそんなことはありません。

借金をした理由は聞かれますが任意整理に関しては、借金をした理由によって債務整理出来ないという事はないので安心してください。


任意整理は借金をした理由は関係なく毎月決められた額を決められた期間で返済出来ればいいのです。

相談するとまず収入と支出について細かく聞かれます。
収入がどれくらいか、社員かパートか、自宅住まいか、一人暮らしなら家賃はいくらか、生活費にかかる費用、車の所持、保険加入など一か月の収支について聞かれます。
これは本当に大事でこれを元に任意整理した時、毎月いくら支払いができるか決まるからです。
最低限どこにいくら借りているかはすぐに答えられるようにしておきましょう。

現在の借金残高と借り入れ業者名、業者との取引の期間などを聞かれて任意整理が可能かどうかを判断します。

 

面談をして任意整理を依頼しようとなった場合下記の手順で進めていきます。

 

 STEP1 受任通知の送付と取引履歴の開示請求

任意整理の依頼をすると弁護士が各債権者に対して受任通知(代理人になりましたという旨)を送付します。
受任通知の送付によって債権者からの直接の取立てがストップします。
受任通知は、委任契約締結の日に送付するので早ければ当日ストップします。

受任通知送付以降は、債権者との間で話がまとまるまで返済を停止します。
また受任通知の送付と同時に取引履歴の開示も請求します。

STEP2 弁護士が引き直し計算をもとに、債権者との交渉を開始

業者からの取引履歴(借入と返済の記録)の開示ををもとにして引き直し計算をします。
取引履歴の開示までの時間は、業者によって異なり2ヶ月ほどかかる業者もあります。

そこで借金の総額を確認。
引き直し計算によって過払い金が発生していることが分かったら、債権者に対して過払い金の返還請求をすることになります。

最初は交渉によって過払金の返還を請求しますが業者が応じない場合には訴訟を提起して回収します。
過払い金が返還されたらもちろん自由に使えますが、業者への支払いの一部にするのが効果的です。
貯金をするより返済にあてましょう。
分割払いの回数や利息のカットにどこまで応じてくれるかは業者によりけりです。

STEP3 全ての債権者との間で話がついた時点で、和解締結

和解契約は、和解書を取り交わしておくことが大事です。
後になり言った言わないの紛争になることがあるからです。

和解書を取り交わしておけば、任意整理に決定的な法的効力を持たせることができます。
もしも業者が一括での支払いを求めてきても和解契約を盾にしてこれを断固拒否できます。

逆に債務者が任意整理の毎月の返済をせずに分割払いを何ヶ月も延滞すれば債権者は、当たり前ですが契約違反を主張して裁判を起こしたり、その裁判の判決を使って強制執行したりすることができるので注意して下さい。

STEP4 弁護士から依頼者へ和解契約締結の連絡 

毎月の返済額がいくらで何年で返済するか(最長5年)の報告があります。

STEP5 和解契約の内容に基づいて返済を開始

弁護士費用の支払いが終わってから業者への支払いを開始するので、支払いが重複する事はありません。
ですから毎月の負担はかなり軽くなります。

以上が任意整理の基本的な手順となります。

なんか面倒くさい感じで不安だなと感じた方もいるかと思いますが、任意整理に関しては依頼したら何もしなくていいので楽です。

任意整理の手順をもっと簡単に言うと、

  1. 依頼すると業者との交渉に3か月から4か月位(長いと半年位)。その間は業者に返済は一切しなくてよい。
  2. 業者に返済しなくてよい間に任意整理の費用を毎月少しずつ貯めていく。
  3. 貯めたら弁護士や司法書士に任意整理の費用を払う。
  4. 毎月の業者への返済を開始。
    一社につき1000円位事務所に支払えば事務所が代行して業者に支払いをしてくれる。

    例 4社に借金がありそれぞれの業者に8000円ずつ返済が決まった場合は、4社合計額32000円+支払い代行費用が4社で4000円だから36000円を毎月事務所に振り込めばいいだけです。

弁護士や司法書士が全部処理してくれますので何も考えず思考停止で大丈夫です。

任意整理をしてやる事は毎月事務所に決められた額を振り込むだけですから簡単です。

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